「メモは白紙」



空が白む頃ようやく安心して目を閉じる
どこにいようと関係ないあなたの気配がない
泣かせたいなら月をひとつ持ってくればいい
真夜中の猫は有害声を殺して




生きているのか生かされているのか
脈が静寂裂いて耳をなぶる
そらぞらしく涙はらりこぼして




何一つ思い浮かぶことがない
きっと忘れてしまったから