「空想レベル.12」



はれた目に姿写し取る
やさしさに触れようとする
最後だとうまく言おうとして
のどの奥詰まる ただそれだけのはなし



開けたのは似てる気がしたから
絡ませた足首のさきの罠
欲しがってふりだけするのなら
慰めはありきたりだからやめよう



フラスコの上を這う虫のリアルに
イメージは勝てない



忘れてしまえば 溺れてしまうのに
螺旋は巡って
しみをひとつ広げた



眠りに嫉妬する午前二時の夢
乾かない写真



さよならを呟く おまじないの偶然
何度目かの呼吸で
あしたは木曜日