「二月の朝」 頼りない温もりを留める手袋越しの絆 外してしまったからもう分からない 八等分にしてフォークで食べた 息が詰まって涙がほろり 私の内側で育つ繭 吐いた息は雪の上でとろとろとろけて とどのつまり 行き止まり 所在なさげな願いは小さく揺れる 六角形のボタン、押そうとする前に収集車が運んでいった まだ孵らない