「ヒカリ」 淡く黄金の光差す、五月の午前六時頃。 あたしは何気無しに、君の吸う煙草の煙見つめてた。 あたしは煙草が嫌いだし、君もそれを良く知っている。 あたしが見つめる煙の先に、未来があるとでも思ってるのかな。 もうすぐ日は高く昇り、あたしを強く灼き尽くす。 火照りの冷めない寝ぼけた体に、まだ闇がうずくまる。 もうすぐ日は赤く昇り、全てを強く灼き尽くす。 取り留めの無いこの日常のその向こうに、未来があると信じて。