「気化熱」



忘れもの探すみたいに 冷めた肌すり寄せた


暖まると思ってた


雨の時間始まる 浮かされたような不快感


寒いのに 寒いのに 寒いのに


触れたそこから戻れなくなる


悲しいくらいに戻されていく


不甲斐なささえあきらめていく


容易い言葉であきらめていく


飲み込まれたトゲ 埋め込まれた種


芽吹いて 食い破って 花を咲かせ


すべてからすべてを


すべてからすべてを


温もりを