「lumière」





あの雲を



あなたは鱗雲と言うけれど



私には肋骨(あばらぼね)に見えるのよ



薄墨を空にたらすように



広がる不安



誰にも癒せない朝焼けの祈り



ただ見ていることしか



風は今日も冷たいけれど



小鳥は今日も淋しく鳴いて



誰にも分からない歌で



夕焼けの最後のひとひらを



夜の彼方へ送り出す