「弔葬潜華」



ずっと生きていると思っていたから

今 遠く離れて思い出す

あいくるしいひょうじょうのうごきや

つまにだまされてよってくるところ

こたつのいきぐるしさがきらいで

やわらかなけはゆびをすりぬけて

ずっと生きていると思っていたから

今 遠く離れて思い出す

けぶる空はメンソールの味

ひとつ息を吐いて日常をかぶる

潜り込んだそこはそれまでと何が違うのか

正直見分けがつかない

ずっと生きていると思っていたから

今 遠く離れて思い出す

仰いだ空の先はどこまでもひと続きで

だから もう手は届かない

知らず早まる鼓動を

あの日 分けられたらよかったのに