「少し眠たいこんな日は」



眠りに落ちるその前に

手のひらの熱を確かめる

ひたひたに浸った甘いシロップは

だけどちょっぴり苦い味

ちかちか巡る星たちに

想いと夢を託したら

眠りに落ちるその前に

あなたが残したこの熱を

しっとりと漬かった虹のシロップは

けれどちょっぴり涙色

しとしと濡れる月の夜に

乾いた羽をたたんだら

眠りに落ちるその前に

明日を思って抱きしめる

じわじわふやける冷たいシロップは

だけどあなたの温もりが

くるくる廻る太陽に

晴れますようにとおまじない

痛みは決して癒えなくとも

せめて今だけ笑い合おう

傷は決して消えなくとも

せめて今だけ忘れよう

さわさわ揺れる風の音に

耳を傾け歌い出す

あなたがここにいなくとも

願いをこめたこの詩を