「ノスタルジー・ソング」



あの赤いのが砂の星

遠い昔に栄えたが

今となっては錆色に

埋もれてしまった無機の星





あの光るのが砂の星

かつての勢は影もなく

幻のようにさらさらと

褪せてしまった遠い星





遙か昔に見たそれは

空は青く風が舞い

それはあたかも楽園と

名付けたくなる夢の星





しかし数多の流星が

緑の星に降り注ぐ

願いを唱えるより早く

千の命は絶え果てた





それから幾つの時が過ぎ

虚しく崩れた砂の城

ただ風だけがあの頃と

違わずいつも吹いている





あの赤いのが砂の星

かつては故郷と呼んでいた

今は全てが錆色の

私が還る遠い星