「視」



世界は


モノクロームから


極彩へ


全ての感覚に便宜上名前を付け


分からないものは取り敢えず除外


極彩色の中にところどころ黒に似た欠落


空を見上げれば救いにも似た白


手を伸ばせば赤と青が絡み合う


不可視の波長は穴が空くほど見つめ


そうでないものにも警戒を怠るな


分からないものは取り敢えず除外


そのうち


脈絡の無い極彩の中に


見える


ひとつの世界