「うつらうつろ」



もう眠らなくちゃ

うすぼんやり浮かぶ時計の針に背を向けて

冷たくない夜

髪を切る二秒前の気持ちみたいに終わる

バランスが崩れる

足もとゆれて

次第にうずくまる

嘘がもれて おしまい





不規則な鼓動に声が溶けてしまって

あなたのもとまで届かない

手も足もすべて差し出してみるけれど

もつれたまま夢だけが途切れない